2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

本日は、寺の付く古代苗字の起源について

本日は、寺が付く古代苗字、寺が苗字の最初か最後に付くかによって意味が異なる。 例、寺田、寺田←手羅(てら)田で、手部(手工業)の集落をいう。 一方、例、小野寺(おのでら)←大野寺(おおのぢ)←大野地(おおのぢ)で大ノ国(後の百済)出身の渡来地を…

播磨国

播磨国(兵庫県)は古事記に針間国。磨、間、馬(ま、ば)は場所の意味で渡来人の集落を播磨、針間という。 ら行が、ら、り、る、れと転訛。 原(はら、ばる、はる)、春(はる、はら)、張(はる、はり)、針(はり)、播(はり)、晴(はる、はれ)の佳字…

本日は、古代苗字の肥沼、鯉沼の起源について

本日は、古代苗字の肥沼、鯉沼の起源、 肥沼(こいぬま)←越沼(こえぬま、こえぬ、こえの)←越野(こえの)沼(ぬ、の)は助辞で意味がない。海洋民越(こし)族。 同様に、鯉沼(こいぬま)←越野。 それぞれ、肥えた沼、鯉のいる沼の意味ではない。 茂木和…

茂木和平古代苗字起源説

源平藤橘、菅原、中原、大江などは組織名、例えば、源氏の人が足利などの所領地名を「公に」名乗ればそれが名字(在名)で、そのほとんどの人はその名字の名跡を家名として現在名乗っているが、 ほんのわずか(名跡がない?)現在も源を名乗っている。 ほと…

本日は、古代苗字の小糸の起源

本日は、古代苗字の小糸の起源、小江戸とも書く。 小糸(こいと)←越戸(こいと、こえと)で、海洋民の越(こし)族をいう。 茂木和平著埼玉苗字辞典より。

宮内大輔の名跡を家名にした人

たくさんの人が官職名、宮内判官、宮内大輔、宮内左衛門尉などを名乗った。 その中で名張藩主の藤堂高吉は宮内大輔を叙任され、公に宮内高吉を名乗った。子孫は宮内(くない)を名乗ったが、 とうとう明治維新後は藤堂(とうどう)に復した。 高吉は宮内大輔…

古代苗字の小池の起源

古代苗字の小池の起源、 もちろん、小さな池ではない。 小池←越家(こいけ)で、海洋民の越(こし)族居住地をいい、佳字の小池を用いる。 以前に紹介した、小泉←越積と同じ起源。 茂木和平埼玉苗字辞典より。

古代苗字のケの付く苗字

古代苗字のケ〇という苗字、毛塚、慶野など、 茨城県に流れる鬼怒川は、 鬼怒川(きぬがわ)←毛野川(けなのがわ)で、「け」は「き」に転訛。毛ノ国、紀ノ国は密接な関係にある。 茂木和平著埼玉苗字辞典より。 毛塚は海洋民毛野氏、同様に、慶野←毛野で毛…

本日は古代苗字の郡司の起源

本日は、古代苗字の郡司、職名の大領、少領、主政、主帳の四階級の郡司ではない。郡司(ぐんじ)←久宇地(くうち、ぐうぢ)←空地(くうち)←空地(からち)←韓(から)地と転訛した。 すなわち、韓人(からびと)の居住地を郡司(ぐうぢ)と称した。 茂木和…

古代苗字の桑原の起源

古代苗字の桑原の起源、朝鮮半島の加羅、加耶の加はクワとも読み、原は集落の意味であるから、桑原とは加耶諸国の安耶(漢)の国から渡来した漢人(あやびと)の居住地をいう。渡来地は大和国葛上郡桑原、佐味、高宮、忍海で、今の奈良県御所市付近。 茂木和…

古代苗字の宮前

現在、地名にある宮前は神社の前より名付けた。 しかし、茂木和平古代苗字起源説により、古代苗字の宮前(みやまえ)は、前は前(さき)・崎で、浦の意味で海洋民を意味する。 よって、宮前とは、海洋民羊族の集落をいう。

古代苗字の宗方などの起源

古代苗字の宗方、宗形、宗像、棟方の起源、 宗方(むなかた)←空方(むなかた)←空方(からかた)←韓(から)方で、 方は外国を指す。日本書紀神代条の空国(むなくに)は韓国(からくに)の意味。 宗方とは韓国から素盞鳴尊に率いられた海部集団で武藤と同…

武藤の起源

古代苗字の武藤、朝鮮のムノタン(聖所の神)を武塔(むた)という。 武藤(むとう)←武塔(むとう)←武塔(むた)で、 ちなみに、素盞鳴尊を祭神とする牛頭天王の別名を武塔天神社という。なお、成田系図の武蔵国の藤原氏の武藤、武者所の藤原の武藤は名字…

武蔵の起源

武蔵の起源について、胸刺(むさし)とも書く。胸刺(むさし)←胸刺(むねさし)←空(むな)城(さし)←空(から)城(さし)←韓(から)城(さし)で、 韓(から)国渡来人居住地をいう。 茂木和平埼玉苗字辞典より。

まとめ

名字(在名)と苗字(本名)のまとめ貴族の九条家を例に説明すると分かりやすいと思います。 九条はもとは組織名の藤原で名字(在名)ですが九条という屋敷名を公称する名字とした。 この起源はほとんどの方が苗字として私称してきた古代の屋敷名と同じにな…

つづき

つづき。後世、ほとんどの「何屋んち」が消滅し、小字、さらに大字、村ができた。よって、小字名や村名と同じであっても、たまたまであって、そこの出身とはいえない。 一方在名は村を支配した領主が公に名乗った名字であるが領主でなくなれば、名字を失った…

名字(在名)と苗字(本名)

茂木和平古代苗字起源説において名跡、家名と並んで根幹となる名字(在名)苗字(本名)について解説しますがこれらは本説の根幹なので今後もその都度解説させていただきます。 古代において小字にも満たない数軒からなる「何屋んち」ともいえる屋敷名の集落…

つづき

つづき。家名について。 江戸時代になって仕官しない者は本名に復し農民となって土着した。 小山氏(現在の小山市の領主)の例。 小山氏は領主の座を追われ確か水戸藩に仕官したと思います。 単純には小山の領主ではないので小山は名乗れないのですが、 その…

名跡と家名

茂木和平古代苗字起源説における、名跡と家名をもう一度解説します。 名跡とは、鎌倉時代に吾妻鑑などの公の歴史書に登場し、公に知られた名字、例えば、河越、猪俣など。 河越は、戦国時代になっても加藤氏以外に、神山(こうやま)氏、岩崎氏が、 猪俣もた…

つづき

つづき。吾妻鑑に登場する宮内判官公朝その子宮内所公茂の姓は大江で源平藤橘と同じ組織名。 宮内(くない)は官職名で子孫がおり諸領地があれば鎌倉幕府の崩壊後その所領地名の名跡を家名として現在名乗っていると思われる。 現在大江を名乗っている人は組…

つづき。

つづき。しかし本名を推測できます。 秩父氏系図では通字は「重」。秩父氏系ですと、「紀州那智山米良文書」にある加藤名字注文(1,400年代)から当時の河越氏が加藤氏の一族であることから、 それから約200年ほど遡る鎌倉時代の宮内左衛門尉公重の本名は加…

つづき

つづき。茂木和平古代苗字起源説は、みなさんの苗字が吾妻鑑に載っている名字と同じでもほとんどがその子孫ではないと主張します。 宮内左衛門尉公重の場合は、その本名はわかりません。 源平藤橘の出であればわかりますが、 その本名は公の歴史書には載らな…

組織名、宮内(くない)について

組織名、宮内(くない)について、 吾妻鑑に載る、宮内左衛門尉公重、その子、太郎とその一族は、宝治合戦で討死。本名は、現在のところ分かっていない。 探し当てたいものである。 現在、宮内(くない)を名乗っている人はほとんどいない。宮内(みやうち)…

在名、春日部氏

在名、春日部氏について、 現在の春日部市の鎌倉時代の春日部郷を所領として、吾妻鑑に春日部氏が登場する。他に、上総国山辺南郡、下総国下河辺庄を知行。宝治合戦で一族、討死。名跡を家名として春日部を名乗っている方がいても、わずかでしょう。

古代苗字の尻が付く苗字の起源

古代苗字の尻が付く苗字の起源、 例、野尻など、辰韓十二国の内に、斯盧国、別名、斯羅があった。のちに、新羅となった。 野尻は、もちろん、野の尻ではない。 野尻(のじり)←那斯羅(なしら)から転訛し、那は国だから、 野尻とは、斯羅出身の集落をいう。

古代苗字の袴田

古代苗字の袴田の起源、かなり難しいが、チャレンジしてみると、 袴田←葉曷真田(はかまた)←葉曷真田(はかしんだ)←葉曷秦田(はかしんだ)←葉曷秦田(はかはただ)、やや転訛が続いたが、袴田とは、韓(から)国(葉木ノ国)秦族の集落となる。

古代苗字の小松とは

古代苗字の小松の起源は? 小さな松ではない。 今まで説明してきた手法を使うと、小松←胡松で胡は渡来人、松は鉱山・鍛冶の意味、渡来人の鉱山・鍛冶集落を意味するようだが、 茂木和平氏によると、 小松←駒津←高麗津と分解され、津は人や物が集まるところで…

古代苗字の鎧塚

古代苗字の鎧塚(よろいづか)の起源、鎧の塚の意味ではない。 鎧塚←余羅井津曷(よらいつか)で、羅は国、井は助詞、津は港、曷は邑、津曷は海洋民、 よって、鎧塚とは海洋民の高句麗人扶余族の集落をいう。

百済出身

百傑の中に古代苗字、大塚、大野、大島があり、大は百済を意味するが、百済は伽耶諸国に比べ、日本列島から離れている。 伽耶諸国からの渡来人は、百済が勢力有するときは、百済出身、新羅が勢力を有するときは新羅出身といった、という。

古代苗字に若が付く苗字

古代苗字の若の付く苗字、 若(わか)、脇(わき)、涌(わく)、和気(わけ)に転訛し、その起源は同じである。例、若田、脇田、涌井など。 若の起源はいくつか考えられるが特定できない。 若族(若と名乗る人々)の集落である。茂木和平著埼玉苗字辞典より…