2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

猪俣党創設の私見

猪俣党創設の私見、 猪俣村に参集した、戦を生業とする輩(茂木和平氏は出稼ぎ集団という)は平氏討伐の源頼朝の陣に謁見し、猪俣村ノ〇〇と名乗り、交名を交わした。 その後の戦で手柄を上げ、官途名を受け、猪俣〇〇尉〇〇と名乗るようになり猪俣党という…

猪俣党

猪俣党、まず、上野国緑野郡小野郷中村出身の出稼集団が武蔵国那賀郡猪俣村(美里町)へ来住して猪俣氏を創設した。小野郷出身ゆえに小野姓猪俣を称する。室町時代初期に武蔵七党系図作成者は多摩郡小野郷出身の小野姓横山氏の分家とした。 この説は付会であ…

つづき

つづき、本朝武家諸姓分脈系図(冑山文庫)に「秩父四郎冠者武峰―秩父太郎元房―男衾二郎直時(改勅使河原)―新里二郎恒房(弟に本橋六郎直房)―安保二郎実光(本橋直房養子)―六郎光定(号本橋、武州地安堵)」とある。 本橋は苗字であって、名字でないので…

つづき

つづき、丹党系図に載る各氏、賀美郡勅使河原氏・安保氏、高麗郡青木氏・中山氏は名字(在名)である。 しかし、各氏の本名(苗字)は高麗郡出身の本橋氏である。 系図には載っていないが、本橋氏は、現在、武蔵国入間・高麗・多摩郡に多くいる。その史料を…

つづき、

つづき、紀伊国丹生都比売神社の丹生氏後裔、日本後紀・三代実録・公卿補任等の書物にこの氏の後裔が武蔵国司に補任された記述がない。よって丹党とは無関係。丹党系図の丹武平秩父郡加美郡等を押領、秩父縣主の本名関野氏(韓半島の昔(関)族)が丹党秩父…

丹党、宣化天皇後裔説

まず、丹党、宣化天皇の五代、丹比公島(天武十三年、賜多治比真人姓)の後裔、養老三年武蔵守多治比真人県守など等が補任されるが武蔵国へは移住していない。丹党に連なるような係累が見えない。よって、この氏に仮冒し、丹党とは無関係である。 つづく。

しばらく、武蔵七党の武蔵武士の本名(苗字)について

本日からしばらく、武蔵七党、武蔵武士の本名(苗字)について、 茂木和平氏の見解、武蔵七党系図は、室町時代の系図作者の作成で父子、兄弟となっているがこれは血縁のない親分子分、兄弟分の間柄を示した組織図である。系図にある名字は組織上の家名であっ…

身近な動物の付く古代苗字

身近な動物の付く古代苗字の起源、犬、猫、 例、もちろん、犬山は犬のいる山ではなく、犬山(いぬやま)←いのやま←伊野山(猪野山)で、伊は磯(いそ)族、磯族の集落をいう。伊に同じ読みの猪(い)は、猪(いのしし)とは関係なく、猪のいる山ではなく、同…

本日は、樹木の付く古代苗字の起源

本日は、樹木の付く古代苗字の起源、槙、榎、柏、 例、槙←真木(まき)←真(しん)木←秦(しん)城(き)で、秦(はた)族の集落、 榎←江野木←江野城で江族の集落、 柏←加シワ←加瀬ハ←加瀬バ←加瀬場←加金(せ)場で、加羅出身の鉱山鍛冶師の集落を意味する。

拙著「日本人の苗字とその起源」の紹介

拙著「日本人の苗字とその起源」の紹介。 もし、今までに苗字についての本を読まれたことのある方は、その違いに驚かれるでしょう。そして、あなたの中で、2,000年前のご先祖の苗字の起源がクリアーになることでしょう。 ここに、おすすめいたします。 著者 …

烏、燕、鴨の付く古代苗字

鳥の付く古代苗字、烏、燕、鴨。 例、烏丸(からすまる)←烏丸(うまる)←海丸(うみまる)海洋民丸族、また←加羅金丸(からすまる)とも加羅出身の鉱山鍛冶師の丸族。 燕(つばめ、えん)←円(えん)渦族。また←津場目(つばめ)で海洋民の集落。 鴨←加茂←…

鳩、鶴が付く古代苗字

鳩、鶴の付く古代苗字、 例、鳩山の鳩は難しい。鳩山(はとやま)←鳩(く)山←久(く、ひ)山と転訛したと解釈、ひは百済を指し、百済からの渡来人の集落をいう。 例、鶴田の鶴も難しい。鶴田(つるた)←鶴田(かくた)←加来(かく)田←加来(かこ)田←加胡…

雀部

昨日、鷹梨で、鳥の名前がでたので、雀、鳩、鶴の付く部曲(かきべ)、古代苗字を説明したい。仁徳天皇の御名代部を雀部といった。雀(すずめ)の古名はサザキで、サザキとは呼ばず、雀(ササイ)部と唱え、後世、雀に佐々木の字を当てたが、古代苗字の佐々…

好字令

好字令について、朝廷は、和銅六年(713)に好字令を出した。 これは、地名を二文字にすること、好字を使用することを命じた。 例、薄(うすい)、新(あらい)は、薄井、新井へ、臼井、碓氷、荒井と改称した。 よって、これらの、井は意味のない助詞である。

八月一日

さらに、もうひとつ、珍名の八月一日あるいは八月朔日について、八月一日(ほづみ)←穂積(ほづみ)←内海(うつみ)で、うがほに転訛し、ほという音の穂を、つみも積を当て、苗字の起源を度外視して苗字とした。本来の起源は内海(内は渦(うず)、海(はた…

四月一日について

ここで、もうひとつ、珍名の四月一日あるいは四月朔日(わたぬき)について、四月一日←綿貫←綿ノ木(ノがヌに転訛)←渡(海、わた、はた)ノ城で、苗字の起源を度外視して作った。本来の起源は、古代朝鮮語で、渡は渡辺の渡で百済の済(わたり)で海洋民、城…

昨日の追加。

昨日の話、古代苗字の高梨に戻って追加。 古代苗字の高梨は高い所がない、という意味ではない。 さらに小鳥遊(たかなし)←鷹梨←高梨←高那瀬(たかなせ)で高那瀬は、古代苗字の高梨の起源で、後世、高(たか)に音が同じ、鷹(たか)を当て、苗字の起源を度…

茂木和平古代苗字起源説、母音の転訛。

茂木和平古代苗字起源説、母音転訛 あ、い、う、え、お、 例1、韓国の阿羅(現在の、慶尚南道の咸安)の阿は、あ、おと読み、さらに、くま(熊)とも読む。熊は当時の韓国の崇拝の対象。 例2、生(う)は、尾(お)と転訛、穂(ほ)とも転訛した。 例3、井(…

訂正します。

訂正します。ちなみに成田(なりた)←奈良田(那羅田、ならた)ではなく、 成田(なりた)の成(なり)は、古代朝鮮語の津(なり)、川(なり)が起源で都を意味する。 山梨(やまなし)←山那瀬(やまなせ)と転訛の解釈もできる。那(な)は国、瀬(せ)←金…

本日は、梨の付く古代苗字の起源にチャレンジ

山梨、高梨、鷹梨(小鳥遊)などの梨の付く古代苗字の起源にチャレンジ。 山梨は山がなし(ない)ではない。高梨は高い所がないではない。 鷹梨は鷹がいないので、小鳥が遊ぶの意味ではない。これは、後世、苗字が鷹梨の人が、洒落た苗字。もとは、高梨。小…

古代苗字の丸山の起源について

古代苗字の丸山、ラリルレロと転訛、丸(まる)は麻良(まら)、鞠(まり)、満禄(まろ)と転訛、鉄器を丸。 古代朝鮮語で船をマル、ワニという。 船に「□□丸」、刀に「□□丸」と名付けた。 丸は両刃の刀と合口の意味でもあり、鰐の歯に似ていることから、丸…

古代苗字の辻と同じ起源の苗字

古代苗字の #辻 と同じ起源の苗字、もちろん、路の交差点の意味ではない。 土(つち)、津地(つち、つぢ)、津知(つち、つぢ)の佳字に辻を用いる。土(つち)は土師(はじ)の居住地であって辻とも書く。辻村、辻本も同じ起源。辻本は海洋民の土師氏を意…

つづき

つづき、中国江南の呉(ご)や越(えつ)の遺民である呉越族倭人が、呉越の滅亡以前から朝鮮半島南部へ移住し、辰国(しんこく)を建て、辰王は馬韓の月支、げっし(目支、もくし)国に都した。そして、韓国は、馬韓(ばかん)、辰韓(しんかん)、弁韓(べ…

つづき

つづき、『新撰姓氏録』の呉 #孫権 男高(こう)とは孫皓のことであるが、その子孫(部族であろう)が大和・摂津等へ渡来した。安羅国(旧名安邪(あや)国)の漢(あや)族坂上(さかのうえ)一族で、伽耶諸国の呉国出身者でもある。 安羅の羅を略して安(…

つづき、呉国の歴史

つづき、呉国とその人々の歴史は中国のそれに辿り着くのである。 遡ること、229年中国、江蘇省呉県の土豪孫権が呉(ご)国を建国、建業(江蘇省南京市)に都した。その子孫皓(そんこう)280年に晋に降り、呉王朝は滅亡。呉王朝の遺民は朝鮮半島南部へ移住し…

古代苗字の鳥海と同じ起源の苗字

古代苗字の鳥海と同じ起源の苗字には、 富岡、富沢、富田、富永、富野、富山等があり、 いずれも、毛野氏に率いられた、呉国(くれのくに)の登美村出身の登美族の集落を意味する。 岡←小曷(おか)百済出身の集落、沢←草羅(さわら)、田は集落、永←那曷(…

茂木和平古代苗字起源説の紹介

茂木和平古代苗字起源説。従来説にある、地形、植物、動物のそれ自身が起源ではない。 例えば、山川は、現代語の山と川ではなく、山(古代朝鮮語で山は集落)族の集落(川も古代朝鮮語で都)。 #鳥海 は、鳥の海ではなく、登美の転訛で、呉国(くれのくに)…

本日は、古代苗字の後藤について

古代苗字の #後藤 について、名字の、後の藤原の意味ではない。 慶尚南道金海と昌寧の間に呉国(くれのくに)があった。 後(ご)←呉(ご)、藤(とう)←唐(とう)←唐(から)←韓(から)、 後藤とは、呉国の韓人を呉藤(ごとう)といい、 佳字に後藤を用い…

大彦命

大彦命についての埼玉苗字辞典の茂木和平氏見解。 越族は出雲国古志郡、北越地方(越ノ国)へ上陸し、日本全国の地へ移住し越族は其の首領を大ノ国の王と呼んで #大彦命 (阿部族首領の代々の襲名)を崇め古志王神社の祭神とした。 阿部族は最大の渡来集団で…

古代苗字の野田と同じ起源の苗字の紹介

本日は、古代苗字の野田と同じ起源の苗字、奈良(なら)は那羅(なら)とも記す。那、羅ともに国の意味で、奈良とは国のこという。 野(な)→野(の)に転訛し、韓国渡来人の集落を、 #野田 、 #野口 、 #野村 という。 いいかえれば、集落を野(の)と称す…